こんにちは、ゲンブです。
プロジェクトに思考の占める割合が大きいならそのようにタスク管理することを考えます。
プロジェクトは達成の是非を左右する要素を主に思考が占めるウエイトが大きく思える
プロジェクトは達成の是非を左右する要素を主に思考が占めるウエイトが大きく思えます。
何がゴールかを決めるところからスタートするからだと考えます。
一般的なタスク管理だとゴールは普遍的なものが多いです。卑近な例だと部屋が散らかっているので片付ける、汚れたから掃除するなどは程度の差はありますが、ゴールは明確で、誰が考えても似たような望んでいる結果に近いものになります。
プロジェクトはゴールを決め、さらにそのゴールが状況によって変わっていく、変えていく必要があります。いわば発想力勝負になる部分が大きくなります。
発想勝負になれるようなタスク管理・プロジェクト管理が必要
そうすると発想勝負になれるようなタスク管理・プロジェクト管理が必要になってきます。
発想が生まれるような仕組みを持たせないとプロジェクトが管理できないことになります。
対象を分解し、スモールステップを設定し、毎日少しずつ着手できる仕組みは一般的なタスク管理の得意とするところです。ですが、その対象そのものをどう生み出し、どう作り替えていくのかを組み込む必要があります。
ややこしく言ってしまいますと、プロジェクト管理というタスク管理ができていないということでもあります。
プロジェクトをただの複数のタスクとして考えるGTDではプロジェクト管理できないのかも
プロジェクト管理をただの複数のタスクとして考えるGTDでは一般的にイメージするプロジェクト管理は範疇から外れてしまいます。
確かに一般的に思い浮かべるプロジェクトを扱おうと思うとそれだけで何冊もの本になるので、間違いではなく、むしろ対象をGTDが扱いやすいものと規定して取り組むことができます。
ただ、対象そのものが掴み所のない、掴みにくいものである時の扱いはGTDでどう扱うのかと問うと、ナチュラルプランニングという答えが返ってきそうです。
ナチュラルプランニング
- 目的と価値観を見極める
- 結果をイメージする
- ブレインストーミングをする
- 次にとるべき行動(物理的な1アクション)を判断する
(GTDはプロジェクトの定義(厳密には扱いですが)をもう一つ「手段としてのプロジェクト」として扱います。自分の目的・価値観・ビジョンなどに沿った必要なプロジェクトを見極める必要があると説きます。自分が本来やるべきプロジェクト、自分に足りていないプロジェクト、本来リストにあるべきプロジェクトが抜けているのではないかという視点で考えます。これもすでにプロジェクトとして成り立っているものがあるという前提での考えなので、プロジェクトそのものを考えるのには少し不向きに思えます。)
そもそも最初にある"目的と価値観を見極める" が難しい
そもそもナチュラルプランニングの1番最初にある目的と価値観を見極めるとありますが、それが難しいんだよなと思ってしまいます。
とはいえ、ここでどんな目的・価値観であるべきなのかということまでをタスク管理やGTDの規定するものではないでしょう。
それは個々人が考えて持つべきものだと思います。
ちなみに"どんな目的・価値観であるべきなのか"に近いものを7つの習慣は「原則」を据えて原則中心の考えを説いています。いわゆる「誠実」「真摯」などですね。
目的と価値観を見極めるというのもすでに目的と価値観があるという前提に成り立っているように思えます。自分がすでに持っている目的や価値観がわかっていることに対しては有効ですが、持っていないものが本来必要なものである場合は、タスク管理やGTDをやっていてもなかなか到達できるものでもありません。車輪の再発明に近いことになります。
まずは目的・価値観を収集・把握する
ここでもう一度GTDに立ち返ると、そもそも「見極める」のステップの前は「把握(収集)する」なので目的・価値観を収集・把握してみてることを試します。
自分の目的・価値観を収集することはもちろんですが、他の人のいろんな目的・価値観に触れることで返って掴み所がなかった(もしくは、知らずに掴んだままでいた)自分の目的・価値観が浮かび上がることがあります。
特に尊敬する人の目的・価値観に触れるのは否定から入らないで済むので効果的だと思います。今だとSNSでその人個人の考えや思想に触れる機会も身近になっています。
目的・価値観の他にもビジョンや重点的に取り組む分野、ゴールなどHorizonレベルのものを尊敬している人から収集・把握して、そのあとはナチュラルプランニングやGTDの5つのステップなどでタスク管理からプロジェクト管理に結びつくようにしたいと思います。
もしくは、よく見聞きしたことがあるかもしれませんが、自分が持っているプロジェクトを尊敬している人ならどんなプロジェクトにしようとするのか(むしろそんなプロジェクトはやらないのか)を想像して、それを収集・把握したりするのもいいかもしれません。
